2013年8月3日土曜日

建設・水道常任委員会視察

 31日~2日まで建設水道常任委員会で行政視察に行ってきました。
1日目(31日) 首都圏外郭放水路(春日部市)
国交省江戸川事務所・首都圏外郭放水路管理事務所(龍Q館)を訪れお話をお聞きしました。
地盤が低い地域であり、また急激な市街化が進み、繰り返されてきた洪水被害対策として「中川・綾瀬川総合治水対策」の一環として、中川・倉松川・大落古利根川の洪水を地下に取り込み国道16号線下、地底50㍍に6.3Kmに亘りトンネルが掘られ江戸川に流す世界最大級の地下放水路、H5年から事業着手し、総工費2600億円でH18年に第5立坑まで完成しています。排水ポンプはガスタービン動力のジェットエンジンの改良型で1秒間に25㍍プール1杯分の水を排水する能力の物が4基設置されているとのことです。写真下は調圧水槽で・長さ177㍍・幅78㍍・高さ18㍍の巨大水槽で500㌧の柱が59本あり浮いてしまわぬような工夫が凝らされ、まるで地下神殿の用でした。駅からの道沿いの電柱には高さ2㍍くらいの位置に赤テープが貼られキャスリーン台風の時の氾濫した水位が記されていました。

2日目(8/1日) 空き家対策について(久留米市)
久留米市役所を訪れ建築指導課の担当の方から空き家対策についてお聞きし質疑を交わしました。H24年5月より「久留米市老朽危険家屋等除却促進事業」を開始しH25年5月「空き家及び老朽家屋等の適正管理に関する条例」を制定し市内全域に該当させ適正に維持管理されず放置された空き家等の解体費用の一部(除却費用の2分の1・上限75万円)を補助するものです。周辺の住環境に悪影響を与え放置されている物件に対し事前相談を受け、市で定めた判定基準(2人で調査し4人で判定)危険度の判定を行い基準を満たした物が対象で、当初予算として1000万円が計上され、H24年14件、H25年(8/1日現在)9件が解体完了しているとのことです。
個人の財産であり固定資産税(更地にすると約6倍)の問題もありますが地域の住環境の問題、公共性を鑑み設けられた制度で所沢市や足立区の先進事例を参考に補助制度が設けられたとのことです。高崎市においても条文化だけでなく実効性のある条例の制定に向け取り組まなければと改めて考えさせられました。
2日早朝、関門海峡人道トンネルまで散策し関門海峡を歩いて横断し、TOPPA記念として手形を頂いてきました。
3日目(8/2日) 勝山公園について(北九州市) 
北九州市小倉区の勝山公園を視察しました。約20haの用地で文化と緑の都心のオアシスとしてシンボル公園としてH15年から3カ年でリニュウーアル、H20年に厚生年金会館を取得し総工費27億円で整備される。高齢化率が25パーセントを超え、「長く元気に」をモットーに健康づくりを支援する公園整備事業として高齢者に配慮した「健康遊具」(背のばしベンチ・ストレッチベンチ・ツイストベンチ・腹筋ベンチ等)を市内7カ所の拠点公園に設置しスポーツ協会のトレーナーの皆さんにより11週に亘り健康教室として事業が実施されています。この公園ではBIグランプリが開催されており、グリーンエコハウス(小倉都心部低炭素まちづくり推進プラン)を拠点に防災の拠点としても備蓄倉庫や下水道と直結した仮設トイレ用マンホール10数カ所が敷設されていました。高崎市においても災害時の拠点整備の際には水の確保や仮設トイレの設置への配慮を含めた整備が必要と感じました。

また公園横や市役所等12カ所に設置してある「シティーバイク」(貸し出し自転車・アシスト付)会員だと何度乗っても1時間以内なら105円、会員カードをかざし鍵とバッテリーを取り出し利用する方法でした。NPO法人タウンモービルネットワーク北九州・都市交通政策課が所管されています。
視察が終わり、東京・上野間の新幹線の故障による遅れでようやく高崎に到着、お招きいただいていた「榛名の祭り花火大会」(榛名湖・湖上花火)に行ってきました。開始の時には涼しく、観客の方も少なく感じていましたが、終了後には見物客でごった返す状態、DJポリスまでは出動していませんでしたが・・・やはり伝統の湖上花火とレーザーショー・・・夏の夜の一日を楽しまれていました。今晩は高崎祭り花火大会、15日には榛名のふるさと祭り花火大会と続いていきます。
http://oshinji.blogspot.jp/2012/08/blog-post_3.html



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