2013年11月11日月曜日

志民たかさき・会派要望

本日、「志民たかさき」で富岡市長に、H26年度 予算編成についての要望書を手渡し、意見交換を行いました。〔山田議員は都合により欠席〕   
平成26年度  予算編成についての要望書
「高崎市議会 志民たかさき」
  就任以来26ヶ月、高崎市民の福祉向上に向けスピード感を持って取り組まれていること、特に小中学校、全教室へのエアコンの導入をご英断頂いたことについては、志民たかさき会派一同、心より敬意を表するものです。
 平成26年度の予算編成にあたり、会派として予算と施策に対しての要望を取りまとめました。貴職におかれましては、今後の行政運営に反映させていただきますよう要望させていただきます。
さて、2015年には北陸新幹線が金沢まで延伸、また2020年にはオリンピック、パラリンピックが東京で開催と決定し喜びと共に、この機会を契機に本市の更なる発展に努めなければと意を新たにするところであります。しかしながら、東日本大震災、それに続く福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故、また汚染水の問題、台風26号等による自然災害等々、国民は不安を抱いております。また来年4月からの消費税の増税、さらにTPP問題と、今後どのような影響が本市に起こるのか図り知ることが出来ません。
少子高齢化社会の中、市民の安全・安心の確保、未来を託す子ども達への教育環境整備、同一時期に建設した公共施設やインフラの長寿命化対策など課題は山積しています。様々な政策需要を的確に捉え、市民との協働を推進し、創意工夫を図り、英知を結集し、市民の視線に立った、きめ細かな施策の展開を期待いたします。
そこで私ども 志民たかさき では平成26年度・予算編成にあたり、26年度中に実現していただきたい主要施策8項目、並びに要望事項42項目について提出させていただきます。ご理解を賜ると共に要望事項実現に向けてお取り組み頂きますよう要望いたします。

平成26年度志民たかさき提言8施策
1.    市税1%還元策として529町内会に対し、リサイクル業務への補助を歩合制も含め最大100万円を上限として、ゴミ減量化と地区助け合い(自主防災組織を含め)などを支援していくこと。概算予算 3億円
2.    小中学校をはじめ公共施設の屋上、ベランダ等を屋根貸し手法などを用いソーラーパネルならび小風力発電の設置に取り組み、電源立地たかさきを実現していくとともに、エアコン電力のコストダウンを行うこと。概算予算 ゼロ円
3.    長寿センターの屋根にソーラー温水機器を搭載し、代替エネルギー政策を実行すること。概算予算500万×12棟=6000万円
4.    西毛広域幹線道路沿線の融合性第1段として、浜川運動場を核に三ツ寺公園・金古運動場・みさとさわやか交流館の更なる充実した施設整備に取り組むこと。 
5.    はまゆう山荘に露天風呂の設置を早期に行うこと。また、小栗の里道の駅開業に向け、地域全体としての集客を図ること。 
6.    実効性のある公契約条例を制定すること。
7.    市道の除草管理に努め適切な予算を確保し、路肩や則面の除草用機械を導入すること。また、地域の実情に合った道路愛護への助成を設けること。 
8.    日高遺跡公園整備では、線路や側道を人が横断する場合の安全対応として、歩道橋などの整備をするとともに、側道に自転車や歩行者が安心して通れる道の整備を行うこと。
1.福祉部・子育て担当
1 少子化対策として
1)       子ども子育て支援の制度改定にあたって、現場に混乱のないよう、保育士、幼稚園教諭の資格取得のため、対応を図ること。
2)       気になる子の対応に向けた助成制度の創設をすること。
3)       私立幼稚園について、認定子ども園への施設変更に対応できるよう施設整備や運営に対する補助金を増額すること。
4)       高崎市独自の児童相談所を設置すること。
5)       子ども発達支援センターの職員のさらなる増員を図ること。とりわけ、作業療法士、心理士については、任期付任用職員で正規職員として配置し、言語聴覚士については、嘱託職員としサービスの向上に努めること。
2 障害者対策として
1)       障害者の就労支援について、実効性のある施策を展開し就労率の向上を図ること。とくに以前活動していたリンク高崎の活動をモデルとし、障害者の授産製品を販売する場所をしっかりと確保し、障害者の就労場所及び賃金を確立すること。
2)       すべての人々のための社会に向け、障害者が気軽に散策できるような街づくりを行うこと。
2.教育委員会
1 学校教育環境について
1)       校舎の長寿命化を視野に、建替え計画の見直しを行い公表すること。
2 社会教育環境について
1)       本市の管理する各種ホールについて、お昼等の飲食を客席でも取れるよう柔軟に対応すること。
2)       日高遺跡公園の水田管理について、集客力の向上に向け地元との協議を行い、地元任せの管理にならないよう心がけること。
3)       榛名体育館の雨漏り防止対策を行うこと。また、スポーツ施設等維持管理や予算を確保すること。
4)       新体育館、新音楽ホールの建設に向けてビューローの設置と合わせて、高崎のイベント力を上げるために文化課とスポーツ課をいっしょにした組織を作ること。
3.環境部・市民部
1 環境対策について
1)       既存・新設を問わず、公共施設の壁面緑化・屋上緑化、太陽光・風力など自然エネルギーの活用を積極的に進め、率先垂範していくこと。
2)       高浜クリーンセンターの改修において、地元要望をしっかりと取り入れること。
2 災害対策について
1)       すべての行政区に自主防災組織を設置するために、それぞれの地域に具体的な指針を示し、それに沿って地域が活動できるよう取り組みを行うこと。
2)       消防団員確保のために、市長自ら企業等に協力を要請すること。
4.商工観光部・農政部
1 農業振興について
1)       有害鳥獣被害農家からの補助金申請において、再申請の制度を見直すとともに、申請関係書類の簡素化を図ること。
2)       中山間地域において、農業機械の大型化、ビニールハウス等の施設の増加に対応するため、農業用道路および水路の整備を促進すること。
3)       林業振興を図るために、林業担い手支援と林道や作業道整備を積極的に進めること。また、林道・作業道の適切な維持・補修を行うこと。
4)       老朽化したカラス捕獲檻の改修予算を確保すること。
5)       市内の観光資源と農畜産物資源を、有機的に結びつけた政策を促進すること。
2 街中の活性化について
1) 本市のイメージキャラクター(ゆるキャラ)を明確にし、売出しを図ること。
2) 競馬場跡地利用については、県と協働して地域住民に周辺整備の周知を図ること。
3) 都市集客施設整備を成功させるために、コンベンションビューロー及びスポーツコンベンションを設立すること。
4) 総合体育館整備において、高崎駅西口との接道整備ならびに、既存西口駐車場との連携を深める対応を図ること。とくに上信電鉄新体育館駅の設置なども十分に検討すること。
5) 「高崎市勤労者福祉サービスセンター」を設立し、市内の中小企業の勤労者を対象にした福利厚生を充実する支援体制を構築すること。
5.建設部・都市整備部・水道局・下水道局
1 道路整備について
1)       西毛広域幹線道路の全線開通に向けて、群馬中央第二土地区画整理事業地域以西の用地買収を、早急に進めること。
2)       榛名南麓広域農道「フルーツライン榛名工区」の早期完成を図ること。また、既存市道からのアクセス道路の改修の促進、買収済み未着手用地の管理と有効利用を県に働きかけること。
3)       道路の除草について、国道・県道・市道を問わず、積極的に実施すること。また、エリアを限定せず、路線で管理を行うこと。
4)       水路・用水路・排水路の管理について、水利組合に任せるのではなく、市で一元管理をすること。水害対策の一環として、各水路の水門の自動化について、被害状況を確認しながら、順次進めること。
5)       小八木町交差点から、日高町交差点までの道路において、歩行者、自転車の安全を確保するために、水路にふたをするなど対策を図ること。
2 生活環境について
1)       下水道計画区域内で、下水道の普及が難しいところにおいては、合併浄化槽の整備を行い、補助金の給付を行うこと。
2)       公共雨水排水の効率性を高めるために、企業・家庭等の雨水利用タンク設置に対する助成制度を創設すること。
3)       倉渕地域において、小水道の整備を継続すること。
4)       市内コンビニへのAED設置の協議を行い、補助制度を導入し、普及の促進に努めること。
6.組織等への提言
1 市役所の組織について、地域の組織について
1)       地域力向上をめざして、支所長が、部局を問わず、支所管内の行政を指導・監督・助言できる体制を、より明確に整備すること。
2)       地域の祭りや郷土芸能、運動会等の事業を継続し、より一層の住民親睦・住民自治につながる行事として育成していくこと。
3)       中山間地域の遊休農地・耕作放棄地対策について、農業委員会・民間団体等と連携して、行政が指導的立場で取り組むこと。
4)       各地区区長の小規模要望にこたえるよう予算を確保すること。
5)       都市戦略機関としてまとまりのある部署をつくり『これぞ高崎』を示していくこと。
6)       群馬・箕郷支所エリアぐるりんは即廃止し、代替としてタクシー借り上げ方式を取り入れること。概算予算3000万円。
7)       政策施策の取り組みは、実践可能な議論の中、群馬高専を始め理工学部大学校等との共同連携に注力すること。
 



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