平成27年度 予算編成についての要望書
高崎市議会 志民たかさき
就任以来、行政のトップリーダーとして取り組まれていることに対し、志民たかさき一同、心から敬意を表します。
平成27年度予算編成にあたり、会派として予算と施策に対しての要望を取りまとめましので、貴職におかれましては今後の行政運営に反映させていただきますよう要望させていただきます。
東京オリンピック・パラリンピック開催の2020年までの6年間を中期目標と捉えて、優しいまなざしに満ちた施策の展開を進めるとともに、短期・長期的視野に立っての行政運営に大いに期待するところです。
少子高齢化、人口減少社会の中で、これまで以上に本市の舵取りも大変重要であります。
地域コミュニティーの再生、未来を託す子ども達への教育環境の整備、公共施設等の修繕等々、課題は山積しています。
様々な政策需要を的確に捉え、これまで以上に市民協働を推進し、英知の結集と創意工夫で市民の視線にたった、きめ細かな施策を期待致します。
そこで 志民たかさき では平成27年度・予算編成にあたり年度内に実現してもらいたい主要施策3項目、会派主要要望施策16項目、並びに地域要望、会派要望事項36項目について提出させていただきます。ご理解を賜ると共に実現に向け取り組まれるよう要望いたします。
平成27年度中に実現してもらいたい主要施策
l 里山再生エネルギー事業を榛名・吉井地域で実施する。それをもとに市街地地域での循環型都市の構築を行うこと。
l 行政区の基盤づくりを行い、旧市内においてもブロック・地域審議会などつくり地域の意見を聞く場をつくること。地域担当職員制度の確立を求める。各区長の小規模要望を充実させること。
l 災害時に頼られる公務員となれる人員の確保を行うこと。また、公務員が持っている技術の継承ができるよう人材の確保を行うこと。
会派主要要望施策
l 支所地域でのぐるりんの廃止とともに、福祉タクシー制度の活用を含め、乗り合いタクシーなどを中心とした小回りの聞く移動手段を確立すること。
l 産業立地奨励金や、たかさき農産物販売奨励金の費用対効果を速やかに、かつ随時公表すること。また、その成果を含め、事業所税の減免について費用対効果の検証を行い、財政運営について明確にすること。
l 新種感染症対応の訓練を早期に実施すること。
l 農地の線引きの見直しについて国に働きかけること。
l ゲリラ豪雨などの災害時の担当部局の一元化を図り情報を共有すること。また、災害時配置される職員の取扱について配慮すること。
l 老朽化してきている、学校、公民館、体育館そしてプールなどの今後の改修計画を立て、公共施設のマネジメントを市民にわかりやすい形で行うこと。あわせてランニングコストの低減に努める施設改修を合わせて行うこと。
l 住民センター等への太陽光発電設備設置補助金の新設を行うこと。また、住民センターの改修補助にあたって高齢者対策のためにいすの購入なども認めること。
l 日高遺跡西側にある農業用水路の水門について、自動化を行うこと。また、今後の用水路の水門について、雨水対策の視点を持ち随時自動化を図っていくこと。
l 支所の日直を廃止すること。
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都市戦略機関としてまとまりのある部署をつくり『これぞ高崎』を示していき、ふるさと納税制度の拡充を基本に高崎の売出しを求め、その成果上げること。
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長寿センターの建て替えについて計画的に実施し、再生可能エネルギーの活用も含めランニングコストのかからない仕組みづくりを行うこと。
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烏川流域森林組合に木質ペレット工場の建設を促し、市が積極的に助成をするとともに、市内公共施設における光熱費をペレットボイラーなどの再生可能エネルギーの活用できるようにすること。温泉での宣伝をもう一度訴えてもらいたい。市内の温泉施設を回るキャンペーンなど企画すること
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実効性のある公契約条例を制定すること。
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はまゆう山荘に露天風呂の設置を早期に行い、冬場の集客を計ること。
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西毛広域幹線道路の全線開通に向けて、群馬中央第二土地区画整理事業地域以西の用地買収を、早急に進め、高崎工区(群馬エリア)について5年以内に開通するよう働きかけること。
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自然を利用したマレットゴルフ場を整備し市民の健康増進に努めること。
地域要望、会派要望
地域要望、会派要望
1.市民に優しい政策
1)
気になる子の対応に向けた助成制度の創設をすること。
2)
高崎市独自の児童相談所を設置すること。
3)
子ども発達支援センターの職員、特に専門職員の正規職員化を図ること。
4)
障がい者の授産製品を販売する場所をしっかりと確保し、障がい者の就労場所及び賃金を確立すること。
5)
東京パラリンピックへ向けてまちなか商店リニューアル助成を、バリアフリー対策を含め充実させていくこと。あわせて、まちなかマップを作製しスマートフォンなどで確認できるようホームページ整備と中心市街地活性化計画内でのwifiの整備を行うこと。
2.これからの高崎を担う子どもたちのために
1)
各地域の歴史を学べるよう高崎学ジュニア版の開発を行うこと。また、小学校区ごとの歴史を探求し、地域の知識として定着を図ること。
2)
子ども会活動の充実を行い、各小学校単位の活動の活発化を図ること。また、全国的にも珍しい球技大会について、時代継承の出来る政策展開を行うこと。
3)
中学校教員の人員配置については地元の職員でも異動できるよう取り組みを行うこと。
4)
群馬給食センターと箕郷給食センターの統合に向けて、群馬給食センターのボイラーの入替えなど主機材の改善を図ること。
5)
水泳競技会(記録会)の運営について、待ち時間を工夫し、参加した生徒・児童が誇れるものとすること。
6)
本市の管理する各種ホールについて、休憩時間においてお昼等の飲食を客席でも取れるよう柔軟に対応すること。
7)
日高遺跡公園の水田管理について、地域力の活用に合わせて、他の地域からの連携も出来るよう取り組みを図ること。
3.将来の高崎のために
1)
既存・新設を問わず、公共施設の壁面緑化・屋上緑化、太陽光・風力など自然エネルギーの活用を積極的に進め、率先垂範していくこと。
2)
高浜クリーンセンターの改修において、本市のゴミ行政に遅滞なきよう整備計画を進めること。施設内還元施設についても、規模等速やかに公表すること。また、地元要望にも配慮すること。
3)
送電線の増強について働きかけること
4)
すべての行政区に自主防災組織を設置し、防災訓練の実施など、具体的な活動について積極的に支援すること。また、消防団員確保のために、市長自ら企業等に協力を要請すること。そして、消防団を中核とした地域防災体制の構築を速やかに図ること。
4.これからのものづくり、イメージづくりについて
1)
有害鳥獣被害農家からの補助金申請において、地域全体での取り組みとして支援すること。また、有害鳥獣被害担当の職員を配置し、地域と連携できる仕組みづくりを行うこと。
2)
林業振興を図るために、林業担い手支援と林道や作業道整備を積極的に進めること。また、林道・作業道の適切な維持・補修を行うこと。さらに、林業の担い手確保のために、緑の県民税を活用すること。
3)
市内の観光資源と農畜産物資源を、有機的に結びつけた政策を促進すること。また、生産者にもわかりやすい仕組みづくりを推進し6次産業化を支援すること。
4)
本市が遅れているイメージキャラクター(ゆるきゃら)を明確にし、早急に売出しを図ること。
5)
集客、誘客を成功させるために、現在実施されている集客事業の検証を行い、庁内横断的な関係部署間の協議とともに、すべての職員に積極的な政策提言をさせること。
6)
総合体育館整備において、高崎駅西口との接道整備ならびに、既存西口駐車場との連携を深める対応を図ること。とくに『上信電鉄新体育館駅』の設置なども十分に検討すること。
7)
「高崎市勤労者福祉サービスセンター」を設立し、市内中小企業の勤労者を対象にした福利厚生を充実する支援体制を構築すること。
5.豊かなまちづくりについて
1)
榛名南麓広域農道「フルーツライン榛名工区」の早期完成を図ること。また、既存市道からのアクセス道路の改修の促進、買収済み未着手用地の有効利用を図ること。
2)
道路の除草について、国道・県道・市道を問わず、積極的に実施し、委託費を増額すること。また、道路延長に応じて予算配分を行い優先順位の確定について各支所レベルで行えるよう取り組みを図ること。さらに、エリアではなく路線で管理を行うこと。
3)
委託済みの除草の合間である6月から8月の間に常用除草機械を導入し、道路の管理を行うこと。
4)
水路・用水路・排水路の管理について、水利組合に任せるのではなく、市で一元管理をすること。
5)
榛名山ヒルクライムin高崎の予算については、別個に予算立てを行うこと。また下山コースの整備を計画的に行うこと。
6)
榛名湖多目的グランドの芝生化を進めること。
7)
公共雨水排水の効率性を高めるために、企業・家庭等の雨水利用タンク設置に対する助成制度を創設すること。
8)
市内コンビニへのAED設置の協議を行い、補助制度を導入し、早急に普及の促進を図ること。
6.地域・エリア要望について
1)
地域力向上をめざして、支所長が、部局を問わず、支所管内の行政を指導・監督・助言できる体制を、より明確に整備すること。
2)
地域の祭りや郷土芸能、運動会等の事業を継続し、より一層の住民親睦・住民自治につながる行事として育成していくこと。
3)
中山間地域の遊休農地・耕作放棄地対策について、農業委員会・民間団体等と連携して、行政が指導的立場で取り組むこと。
4)
政策施策の取り組みは、実践可能な議論の中、群馬高専を始め理工学部大学校等との共同連携に注力すること。また、蓄電池開発について大学との連携を推進すること。
榛名神社駐車場整備にあたり、災害時のヘリポートとして利用できるよう工夫すること。また、歩道の確保ならびに駐車場から神社までつり橋をかけること。
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