2012年12月23日日曜日

森林環境税〈仮称〉県民公聴会

本日開催された「森林環境税〈仮称〉県民公聴会」〈高崎会場〉の公述人として参加させていただき意見を述べさせていただきました。
 森林環境税については11月の県議会特別委員会にて議論され、高経大「西野」教授など有識者会議を経て、12/18日沼田市、22日太田市で開催され、今回の西部県民局〈高崎会場〉において3回目の実施。
 本日の広聴会では、森林環境部より森林環境税導入の概要が説明され、藤岡・安中・上野村・そして高崎と計6名が公述人として持ち時間10分でそれぞれの意見を発表という流れでした。

 述べさせていただいた意見の要約
 緑のダムとして森林の持つ公益的機能は大変重要であり、森林による治山治水への役割は重いものです。木材価格の低迷や林業従事者の高齢化も進み、荒廃した放置林が目立ち、費用対効果の望めない奥山の間伐等は一層進まない状況にあります。集中豪雨対策や鳥獣害対策としても今般の森林環境税導入については基本的に賛成であります。
しかし本来群馬県は水源県であり、下流県より支出していただくことが望ましいことと思いますし、今後も継続して取り組んでいただきたいと思います。
 また課税時期については、復興税や消費税の導入も予定されており、県民の理解を得た上で課税開始を進めていただきたい。また税額については先進導入県の700円が適当と思われますが、集めた金額でいかにしっかりと県民から理解を得られる取り組みを行うか、説明をしていっていただきたいと思います。間伐等を実施し出た材についても代替エネルギーとして木質バイオマス発電等に有効利用をし県民にさらに理解されるよう運用をしていただきたい。
 県で使うための目的税であり、収税に関しては本来、県で行うべきであります。しかし市町村県民税の収税は市町村の窓口で実施しており、先の税導入と重なり市町村の窓口は大変であります。市町村の納税課が混乱しないよう広く県民に説明をし、周知をし充分理解をしていただけるよう広報とPRに務めていただきたい。
 「使途について
1手の入りづらい(費用対効果が期待できない)奥山などの間伐等また林業の担い手への支援
2鳥獣外対策 個体を減らすための市町村をまたいでの広域での取り組み
3里山や竹藪の整備 → 整備するための地域住民の継続的なボランティア活動への支援
4(当初、水質環境保全への使途が論議されていたため)下水道認可区域外地域への合併浄化槽導入かさ上げ補助
 

 *森林環境税については「ぐんま緑の県民税」(仮称)とし公聴会等や有識者会議後、来年3月の県議会でさらに議論が続けられます。また12/18日~H25年1/16日までパブリックコメント(制度に関する意見募集)が実施されています、県HPで検索し、意見、提言をご提出ください。
 

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