2016年9月29日木曜日

市民クラブ行政視察

一日目
 26日~28日 市民クラブで「みなべ町・九度山町・奈良市」へ行政視察に行ってきました。
みなべ町 みなべ・田辺の梅システム、世界農業遺産認定について
薪炭林を残しつつ梅林を配置し400年にわたり高品質な梅を持続的に生産してきた農業システムで世界農業遺産GIAHS(FAOが2002年に開始した仕組み、次世代に受け継がれるべき重要な伝統的農業や生物多様性、伝統知識、農村文化、農業景観など全体を認定し、保全と持続的活用を図るもの、世界15か国・36地域、日本では8地域が認定されています)
みなべ町・うめ課職員・中早さんより説明をいただき質疑、みなべ町うめ振興館を見学させていただきました。全国に唯一のうめ課(職員7名)で4年前より、観光・農業振興、後継者育成・梅の研究等を担っています。農家戸数3343戸のうち96%が梅農家でおにぎり条例を制定、来年には全国梅生産者女性サミットを開催とのこと、またJA紀南では冷凍ウメを輸出用に研究中とのことでした。
二日目 九度山町 
 真田三代所縁の地として知られる九度山町にて歴史を活かしたまちづくりについて、大河ドラマ真田丸くどやま推進協議会、真田ミュージアム、くどやま芸術祭について
 九度山町は人口5000人を割り込んでいるが、H17年、観光客数13万人がH27年には130万人を超えようとしています。大河ドラマ「真田丸」の人気とも相まって観光客が増加、くどやま芸術祭(9/3日~10/2日)では町内の施設また民家をお借りし新進気鋭のアーティストの作品が展示され町全体を周遊し賑わいを創出されています。また真田ミュージアムでは旬の真田丸で多くの観光客が訪れていました。町長さんの挨拶では職員が元気でしっかり取り組んでもらっているとの弁、地域と行政が一体となった町づくりを実施されていました。

三日目 奈良市ひとまち大学について
奈良ひとまち大学について
 奈良にお住いの20代から30代をターゲットに奈良の魅力を再発見する学びの場を提供し、奈良への愛着と地域の活性化を目的に広く募集し2010年9月に開校、生涯学習財団により奈良市公民館(大型館3館・地域館21館)と同様、指定管理され運営されています。7年目で学生証3465名(講師・協力店含む)を発行、58店舗が協力し、特典サービスを受けられ、「奈良市」を新に考えるきっかけづくりになっています。


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