2015年7月29日水曜日

常任委員会開催

28日・総務教育、保健福祉  29日・市民経済、建設水道の各常任委員会が開催され、それぞれの所管の報告がなされ質疑が交わされました。
市民経済常任委員会では・高崎プロモーション2015の開催について ・たかさきキッズパーク開催について報告がなされました。
 30日・31日会派の視察で高山市・木質バイオマス、飛騨高山観光について  木質燃料株式会社・飛騨・高山観光コンベンション協会へ視察に行ってきます。

会派視察 
30日 、31日会派にて高山市を視察しました。
〔1日目〕高山市・木質バイオマス、飛騨高山観光について
Pm2時から高山市役所を訪問し議長さんから歓迎のご挨拶を頂き、林務、農務、環境課より説明をお聞きし意見交換、高山市はH17年に1市・9町村が合併し面積217.767ha〔東京都と同じ面積〕、森林面積は92% 高山市森づくり委員会を設置し間伐材の利用、匠の家づくり支援事業として市産材の使用量により2万円/1立方の補助、鳥獣害対策としてH22年度に地域ぐるみの取り組み〔元気な地域プロジェクト交付金〕を281ha対象に実施し成果を上げていました。また千代田区との協働による森林整備〔カーボンオフセット〕も行われています。
「自然エネルギー利用日本一の都市」を目指し公共施設、学校・保育園・他公共施設の木造化、木質化が図られており、小中学校の机、椅子も県産材を利用した木製品が導入されていました。木質バイオマスでは活用促進事業補助金としてペレット・薪ストーブ、ペレット・薪・チップボイラー購入に助成がされており、公共施設への導入が進められていました。本市においても公共施設への木材活用指針により木造化等が進められていますが、更に先進地の取り組みを参考に地域に活性化や循環型を目指しての取り組みを進めていく事が大切であると感じました。
飛騨高山観光については歴史と観光の連携、景観保全、地域住民の観光に関する認識についてお聞きし意見交換を致しました。観光については翌日のコンベンション協会との内容と重ねて掲載しました。
〔2日目〕 木質燃料株式会社訪問
Am10時から訪問、工場団地「飛騨森の工房」として8年前に創業し3年前に高山市に移転、ペレット製造と割り箸工場を併設、また就労支援A型による割り箸工場も併設されており25名の障がい者の方が就労されています。おがくずを利用してのペレット製造で小中学校他300台のペレットストーブに供給されています。ペレット焚き給湯ボイラーも旅館、銭湯、大型ホテル〔1100名収容・80㌧貯湯槽、80%を供給〕に導入されています。木質ペレットにはエネルギー価値と環境価値をどのように理解してもらうかが重要であり、本市においても公共施設〔長寿センター〕、ゆうすげやはまゆう山荘などでのボイラー交換時には導入することも検討すべきであり、その時点までに木質ペレット、チップの製造サイクルを確立していくことが重要であり、木質バイオマス活用で地域の活性化を図ることが必要であると感じました。
飛騨・高山観光コンベンション協会訪問

Pm1時から飛騨・高山観光コンベンション協会を訪問、大浦専務より説明を頂き質疑応答となりました。歴史と乗鞍岳登山基地として観光の歴史が始まり、H9年に安房トンネルの開通、H21年ミシュラン旅行ガイドで三つ星観光地になり、年間400万人が訪れ、そのうち28万人が外国人観光客。戦時中、乗鞍への道路建設では将来の観光振興を図る上でバス会社が私費を投じ3㍍道路に+60㎝×15Kmを建設、「清流を取り戻す」子ども会活動が市民活動になり、H8年からバリアフリーのまちづくりを官民一体となり推進〔首都圏から障がいの有る方々を招き実際に歩いていただく、外国人の方にも同様に実施〕、課題解決に向け取り組む。
平成元年から日帰り・宿泊客のデータを取り蓄積し年間を通しての観光客の確保に努め日帰りと宿泊の客単価を分析し戦略を練られ、また高山市の入湯税2億円のうち1億円を観光分野に充て台湾を中心にヨーロッパをターゲットにされていました。課題として北陸新幹線の延伸とエリア・金沢=高山、松本=高山、名古屋=高山とエリアでの戦略が大切であり、高速バス輸送〔JRより安い〕が今後のカギと話されていました。
 本市においての観光・・・先人が築かれてきた物を大切に、将来構想を持ち、知恵を絞っての総合戦略が必要であると感じました。



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