2016年10月26日水曜日

第64回 高崎市戦没者追悼式&予算要望

本日、午前10時より、第64回 高崎市戦没者追悼式が音楽センターにて執り行われ、5600有余柱に及ぶ戦没者の英霊に献花をし改めて安寧と平和の誓いをいたしました。また次世代を担う若者代表(佐野中・男女)による想いが語られました。

市民クラブ予算要望
Pm3時からは、H29年度・施策への予算要望を市長に手渡し、意見交換をいたしました。
富岡市政も来年度には二期目の後半に入ります。この6年の間に、ハード面では粛々と進められる総合計画や合併協議における建設のほか、新体育館の建設が終わり、4月にはオープンしますし、また、長年の懸案であった音楽センターの後継施設として文化芸術センターも着工し、集客都市として大きく飛躍することが期待されます。さらに公共下水道では、調整区域内においてもその普及が当初の計画より早く進み、地域の生活環境の改善には大きく寄与しているところです。
 ソフト面においては、東日本大震災以降の復旧をヒントに実施した住環境改善助成事業は、市内小規模事業所の経済活動の活性化につながり、また、まちなか商店リニューアル助成事業では、事業継承も含んで地域経済の活性化の下支えになってきています。
 教育分野では、地域を巻き込んだ形の「学力アップ大作戦」やいじめ問題への対応など、全国に先駆ける取り組みは、大きく期待できるものです。
 福祉分野では、介護保険制度の改正に対し速やかな対応を図り、利用者へ出向くサービス、高齢者あんしんセンターを核とした取り組みも全国に先駆ける事業として注目されています。
 経済を活性化させ、増えた税収を教育や福祉に充てる。この言葉は富岡市長が就任以来述べていただいているものですが、交付税の交付団体である本市にとって経済活動が活性化し、税収を上げたとしても、それは交付税の減額につながるだけであり、この間の施策が本市の財政運営にとっては大きく影響が出るところまでは来ていません。
 限られた財源の中で、本市が進める事業を十分に行うためにも、今までの路線をより強化し、現場の声をしっかりと取り入れながら平成29年度事業推進をしていただきたく、我々市民クラブとして主要5項目、具体的な施策39項目を以下の通り要望します。
 平成29年度予算において反映していただきますようよろしくお願いします。
平成29年度に必ず実施すべき5つの主要施策

1.本市の財政運営について。

地域公共インフラの老朽化への対処は、喫緊の課題です。それに対応し、スクラップアンドビルドを念頭に、今後の財政運営の健全化に根ざした計画の構築を要望します。具体的には、廃止していくべき施設および上下水道などを、老朽化に対処した改修を明示することを要望します。
 また、大規模公共事業が進められていますが、これによる地方債償還計画の具体的な明示を求めます。

2.組織体制の充実強化について

災害時における行政からの情報伝達について市民に混乱を持たさぬように早めの対応は理解しますが、公助に頼る部分が多く、自助・共助の醸成に疎外感を感じます。そこで、防災体制をしっかりと地域で構築するためにも、町内会、社会福祉協議会、地元消防団及び自主防災組織を含めた対応の構築を行うよう要望します。
また、公共交通の在り方について、高齢社会への対応と交通弱者への配慮を早急に対処できるよう要望します。

3.義務教育課程における長期休暇期間の取り扱いについて

女性の社会進出にともない、夏休みなどの長期休暇期間の小学生などの児童の日中の生活の場として学童クラブの設置に尽力していただいているところですが、保護者からは、長期休暇期間の短縮を望む声があります。また、英語の授業化やインフルエンザなどの流感による学級閉鎖については、毎年その時にならないと授業時数が足りるかわからない不安があります。そこで、夏休みについては1週間、冬休みについて2日間ほど休暇日数を減らし、対応するよう要望いたします。

4.地域資源を活かした循環型社会、里山活用について

 本市の森林資源を活用し、林業、農業、そして零細自営業者が協力し合い、倉渕地域での木質バイオマス発電計画のある中で、環境問題解決に向けた小型木質バイオマス発電の普及、農業における木質ペレットやチップボイラーの普及に向けた支援施策を展開し、さらに、小水力発電の設置を行い、循環型社会の構築に向けた取り組みを要望します。


5.情報通信技術を活用した街づくりについて

 本市の集客を考えた場合、アプリケーションの充実が問われています。そこで、本市の魅力を発信できるアプリづくりの開発をぐるなびと連携開発するとともに、商店の情報のアプリ化をはかり、さらに、まちなか商店リニューアル助成事業を活用し、駅周辺及び中心市街地のWi-Fi環境の充実を図るよう要望します。


1.教育と人づくり(7件)

(1)学校支援員
 小学校における英語授業の充実を図るために、学校支援員の増員を図ること。

(2)子ども発達支援センターについて2名職員を増やしていただいたことに感謝を申し上げます。ただ、依然として申し入れから面談まで1ケ月程度かかるとの話もあり、まだまだ現場職員の数が足りません。さらなる専門職員の増員を行い、初回相談定期相談ともに申し入れから1週間から2週間で面談できるよう体制の構築すること。
  また、個別相談室の増室を速やかに行うため、再開発ビルの空き室などに移動し活用すること。

(3)本市として、子ども会、子ども育成会への全員加入を行うよう強く要望します。

(4)給食調理場の建物の建て替えについて、どのような基準で行うのかその明示を求めます。特に児童生徒の食の安全を確保し、現場で働く職員の安全衛生の確保の観点から、調理場器具の点検の基準、および、調理場の器具の故障の際の対応に具体的な対策を求めます。
  とくに、児童生徒の食の安全では、調理場の環境整備は大切であり、少しでも問題点があった場合には、優先的に予算措置を講じること。

(5)浜川運動公園の拡張工事について、財政面の裏付けを早急に市民に知らせるよう要望します。
また、井出側からの出入り口についてしっかりとしたものを作ることを求めます。
さらに、浜川競技場の2種基準を保つための整備において、バリアフリー化や夜間使用を可能とする照明の設置を早急に実現すること。

(6)林間学校開設において、自然体験学習のため、榛名神社周辺のトイレの増設を早急に図ること。

(7)小中学校のトイレ洋式化率38%代を50%以上にすること。特にトイレの小1ギャップを鑑み、低学年のトイレを優先すること。また、地域スポーツ等に開放されている体育館のトイレは、最低男女とも1箇所は洋式化すること。

2.産業の振興と里山の活用(3件)

(1)有害鳥獣害対策を進めるために、資格者しかできないことから、くくり罠等の資格者を増やすための施策、支援体制の充実を図ること。

(2)林道整備及び林業の促進について
林業振興のため、林道、作業道の整備を図るとともに、適切な維持管理を行うこと。また、林業の担い手対策を森林組合等とともにさらなる充実を図ること。

(3)地産地消の農業経営について
本市で生産する米麦野菜について本市において市場展開ができるよう取り組みを進め、地産地消を強く意識するよう取り組みを図ること。

3.文化と歴史(2件)

(1)特別史跡「上野三碑」について
多胡郡の発見は、より史跡としての価値を高めることから集客場所としての整備を進めるとともに、上信電鉄の新駅を設置し、観光地として対応できるよう進めること。
(2)国分寺・北谷・保渡田遺跡について
日高、保渡田古墳群、北谷(三ツ寺)豪族館、上野国分寺史跡を時系列にアピールを行い、東国文化の位置づけを確立していくこと。
また、日高遺跡の南側部分の整備について今後の計画を示すこと。また、北側の水田部分については、全域の耕作ができるよう石貫作業を速やかに対応してすること。

4.やさしい眼差しに満ちた市政(4件)

(1)ますます増加しているサービス付き高齢者住宅について、適切な介護サービスが行われるよう強く指導監督助言し、利用者及びその家族が不安を抱かぬようにすること。

(2)今後新たな病棟の建設など本市住民にとってそれほど利用がない中で、負担を強いられる多野藤岡医療事務組合からの脱退を要望します。

(3)高齢者あんしんセンターの運用に際しては、地域、行政区とのかかわりをしっかりと確立すること。

(4)高齢者配食サービスについて、未実施地区である、榛名山町と榛名湖町に早急に対処できるようにすること。

5.合併した地域の個性を活かした魅力づくり(2件)

(1)榛名湖における新たな温泉施設の拡充を早急に取り組むこと。

(2)榛名倉渕地域への移動をしやすくするために、国道406号と県道あら町線において、北部環状線の交差部の右折レーンの設置を行うよう群馬県に対し強く要望すること。

6.安心・安全な地域社会づくり(13件)

(1)防災に特化した部署を作り、専門職と人材育成を行うこと。専門職については気象や砂防などの専門職の登用を行うこと。

(2)吉井地域の常備消防を高崎市消防局へ、安中地域の消防は、委託契約を結び高崎市消防局とすること。

(3)東部方面隊第一分団においては、天井が落ちるなど老朽化が著しく、分団詰所の建て替え順位が高いものと認識している。従って早急な対策を図ること。

(4)水防対策のために、一般河川、農業用水を問わず水門管理台帳を早急に整備すること。また水防訓練について、地域ごとにその必要な訓練を実施する体制を構築すること。

(5)土砂災害について、危険地区確認後の対応について、また、鼻高地区の建設残土処分場の整備についてはその後の進捗と、今後の展望を示すこと。

(6)道路や河川の除草作業に対し補助を出す際、その団体の懸命さをしっかりと把握し補助の濃淡をつけやる気の出る制度として展開すること。

(7)コンビニエンスストアのAED配置について具体的に検討すること。

(8)再生可能エネルギー発電では、太陽光発電における急傾斜地での取り組みにおいて、雨水対策についてしっかりと指導できるよう体制整備を行うこと。

(9)ごみの減量化については、生ごみの水切りを徹底させるとともに、雑紙の分別を徹底し、有料化も視野に入れ検討すること。

10)八幡霊園については、合同墓地の設置と、混雑緩和のための取り付け道路のさらなる設置、及び雨水対策の充実を図ること。

11)自転車運転講習を高齢者向けに実施し、また、自転車運転の際のヘルメットの着用を指導できるよう体制整備を行うこと。

12)通学路の安全確保を行うにあたって、歩道整備の推進を図るとともに道路標示の改善を行い、グリーンベルト及び道路の凸凹のさらなる整備を行うこと。

13)駅のバリアフリー化について、法によりバリアフリー化が急務な井野駅の整備を早急に進めること。その際は問屋町駅のように高額なものになるのではなく、地元地域に適した橋上駅とすること。

7.大勢の人が歩き、賑わう街(8件)

(1)観音山の集客を図るために、城南プールを閉鎖し、新規にできるカッパピア跡地のプールを活用すること。また、染料植物園を活かし、観音山丘陵の自然特質を生かした整備を推進すること。

(2)群馬県が進める西毛広域幹線道路の延長について、よりスピード感を持った対応を行うこと。

(3)都市整備の観点から、都市基盤の整備を図り、銀座通りの活性化を模索し、アーケード事業と連携した具体的な対応を図ること。

(4)まちなか商店リニューアル助成事業によって、その効果は本市内においてどれほどの効果があったのか、事業継承につながったケースや、助成をすることによる本市全体の経済効果を業種・業界別にその成果を示すこと。

(5)高浜クリーンセンター建替えにおいて、同時に建て替えが行われる高浜長寿センターのバリアフリー化を図り、さらに利用しやすい施設とすること。

(6)榛名、倉渕地域の定住人口の増加に向けて、ヒルクライムなどのイベント開催時において、果樹園等への民泊の促進を行い、交流できる仕組み作りを行うこと。上毛三山自転車レース総合順位を制定し、都市間連携を図り、交流を図ること。

(7)公共施設老朽化への即時対応について、平成28年度中の策定予定の公共施設等総合管理計画の進捗状況と、本市が所有する施設のコストや老朽化比率等のストック情報を把握するための固定資産台帳の整備状況を示し、公共施設マネジメントを策定し広く市民に周知すること。

(8)高崎文化芸術センター建設にあたっては、当初予算から大きく補正増することのないよう、上限額を定め建設計画を進めること。

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