5日~6日、環境施設建設特別委員会で行政視察に行ってきました。
一日目 杉並清掃工場(東京二十三区清掃一部事務組合)
H29年9月に同一場所に竣工、デ・ロール式全連続燃焼式ストーカ焼却炉(日立造船・奥村組JV)、300t/日×2基、搬入車は環状8号線の下部トンネル530mを通り搬入、最終処分は海へ埋め立て(今後50年稼働)られています。発電設備は蒸気タービン発電機で出力は24200KWで稼働してから5000万円ほど売電されています、建設費は284億円でH24年9月~H29年9月まで5年間で解体、建設工事が行われています。最新型でS41年頃からの「東京ゴミ戦争」を踏まえ緑化・景観等、環境面については特に配慮されています。また玄関には足湯が配置され、東京ごみ戦争歴史みらい館も併設され誰でも気軽に見学、足湯を利用できます。また隣には余熱を利用した高井戸温水プールがあります。都会の住宅街のゴミ処理場で運搬車の通行等にも目につかぬよう配慮され緑がとても多く感じました。
二日目 東大阪都市清掃施設組合・第5工場(東大阪・大東市一部事務組合)
H29年3月に竣工、全連続ストーカ式焼却炉で200t×2基(JFE)で建設費は142億円、15600KWの発電能力を備え固定価格買取制度を利用し18円(自然由来)6円(プラスティック等)で契約され毎月バイオマス比率を算定され一日約300万円の売電収入とのこと、市民からの搬入も受け入れ10Kg90円、予約制で60台/日、直営で運営され、屋上や壁面緑化など環境面にも配慮されています。今後、これまで稼働していた第3工場の解体と第6工場の建設をH40年度に予定とのことで最終処分は海に埋め立てられています。敷地の関係もあり縦方向にコンパクトに造られています。また東大阪らしくモニュメントとしてラグビーボール、またゴールに見立てた柱が取り入れられています。
本市においてはプラント業者の選定等、H31年からの工事着手、H34年の竣工を目指しての取り組みが本格化してきます。
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