2010年10月17日日曜日

草木染め・山崎青樹氏

 色に憑かれた男・山崎青樹〔せいじゅ・1923~2010〕~草木と生きた生涯~と題した、座談会に参加しました。
高崎染料植物園〔染色工芸館〕で80名ほどの参加者で実施され、司会に「関田寛」氏〔元染料植物園長〕、パネラーに「山崎桃麿」氏〔染織家・青樹氏実弟〕・「篠崎節」氏〔染色家・青樹氏義弟〕・「増尾康代」さん〔元草木染研究所研究員〕が務め、在りし日の「青樹」氏の人柄や当時の逸話を話して頂きました。
 「草木染」の第一人者であった「青樹」氏は絵画に秀でた才能を持ち、草木を写生するには、朝露の有るうちが良い、消しゴムを使わず、30分鉛筆で描くなど、また、料理にも才能が有ったとのことでした。なんと言っても「草木染め」の日本の草分けである、お父様の「山崎 斌〔あきら〕」氏の影響が一番であったこと、井上房一郎翁の協力も欠かせぬものだったそうです。
11/28日まで、染料植物園〔H6年完成、寺尾町・観音山裏〕で開催されていますので、「ひびき橋」〔吊り橋〕など散策しながらお出かけしてみては如何でしょうか。

1 件のコメント:

  1.  青樹氏と初めてお会いしたのは、増尾さんの紹介で、染色用のヒノキの葉を探していらっしゃったことと、染色用の草木を植える山林を探していた頃で30年も前の事でした。

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