2015年10月19日月曜日

市民クラブ・H28年度予算要望

本日、Pm3:30分から市民クラブ・H28年度予算編成への要望を行い、市長と意見交換をしました。


平成28年度に必ず実施すべき5つの主要施策
1.財政運営における予算の平準化について
財政が厳しい状況の中、政治的判断のもと、総合計画に載っていない一部の事業に予算が振り分けられ、事業実施がされています。本市の税収が決して増えているわけでもなく、本来かけるべきメンテナンス費用など予算の平準化ができていません。地域の公共インフラの老朽化に対応できる体制づくりが財政面、及び職員体制面もできていないので、しっかりと現状把握を行い、税の公平分配に寄与するよう要望します。

2.組織体制の充実強化について
これからの地域社会の構築にあたって、交通政策基本法、及び地域公共交通再生法を具体的に展開する必要があります。そのためには、行政内に専門的な部署を設け、具体的に活動できるよう要望します。

3.公共施設老朽化への即時対応について
小中学校などの耐震化も終わり、それらの施設を今後も大切に使う必要があります。また、各地域にある公民館、体育・文化施設の老朽化に対しても備える必要があります。そこで、これらの施設の改修計画の立案は急務であり、早急の対応を求めます。また、今後の維持管理にどれほどの金額がかかるのかを市民に示すとともに必要な公共施設を確認し、公共施設マネジメントを策定し広く市民に周知することを要望します。

4.地域資源を活かした循環型社会、里山活用を目指した新たな産業の創出について
本市の森林資源を活用し、林業、農業、そして零細自営業者が協力し合い、環境問題解決に向けた小型木質バイオマス発電の普及、農業における木質ペレットボイラーの普及に向けた支援施策を展開し、循環型社会の構築に向けた取り組みを要望します。

5.情報通信技術を活用した定住促進と雇用の安定について
定住促進と雇用機会の促進に向け、他市に例を見ない施策の展開をしていることについて評価をいたします。一方、人口減少社会については、本市も緩やかではあるが、免れるわけではなく何らかの打開策が必要です。
 そのためには、雇用安定策の充実を求める中で情報通信技術(ICT)の今まで以上の活用と、それに伴う住宅環境の改善により、定住促進につながる施策の展開を要望します。

1.    教育と人づくり(8件)
(1) 本市における小中学校の普通教室へのエアコンの設置が完了し、児童生徒の学習環境は大幅に改善されました。一方、子供たちの学力向上に向けた学力アップ大作戦を行うなど、いじめ撲滅などと合わせ、個々の児童生徒の成長に向けて大きな成果を出しています。そこで、学習環境の改善に合わせ、夏休み等の長期休暇を短縮し、学習時間の確保を行い、高崎独自の教育の推進を行うよう要望します。
(2) 本市における学校支援員の数は段階的に増員を図っています。その成果が各小中学校から良い点として伺う機会も増えてきていますが、社会環境の変化はより深刻さを増していますので、学校支援員の充実を図ること、また教育の機会均等を実現させるためにも困窮家庭への支援充実を図ることを要望します。
(3) 本市が他市に先駆け実施した子ども発達支援センター事業により、多くの気になる子を抱える世帯から信頼を得て、家庭と学校、そして行政の連携に大いに役立っており、他市からの視察受け入れなども増えています。一方で事業周知に伴い、相談件数も飛躍的に増え、実際に面談、相談につくまで数ヶ月を要する現状があります。そこで、速やかな相談体制の構築に向け、センタースタッフの増員を図るよう要望します。
(4) 地域環境、家族環境の変化に伴い子ども会や、子ども会育成会の組織率がここ数年で大幅に低下してきています。子ども会活動を支援し、すべての子どもたちが同じ機会を得られるよう子ども会育成会の組織率の向上に向け、行政が本格的に支援を行うことを要望します。
(5) 本市の学校給食は、全国にも誇れる仕組みをもっており、本市の児童生徒たちは日本一の学校給食の提供を受けているといって過言ではありません。自校方式の学校給食では不可能といわれたアレルギー食対応など、現場職員の並々ならぬ努力の上にその提供は成り立っていますが、給食調理場の老朽化や、過酷な労働環境の給食室などが一部存在するなど問題点もあります。とりわけ、給食センターで使用する機材の刷新と自校式給食室の環境整備を改善することを要望します。
(6) 老朽化した中央体育館の建て替えから新体育館建設が進められています。50年を超えた中央体育館の建て替えであり、高崎駅から徒歩15分ほどで利用できる立地環境など非常に有利な事業計画であると思います。一方で2020年の東京オリンピック・パラリンピックや東日本大震災からの復興、そしてアベノミクスによるデフレ経済からの脱却の中で、建設コストについては、大幅に上がる様相を呈しています。そこで、物価上昇に伴うインフレスライドによる計画金額の上限金額の設定を要望します。また、特殊な立地環境により、自家用車やバスなどの出入りの方向が限られることから、バスプール設置や導線の確保を要望します。
(7) 昭和58年の赤城国体開催を契機に建設された浜川運動公園の拡張工事について、地域の要望も併せて非常に魅力的な政策です。一方で、過剰な設備投資とならぬよう、財政面の裏付けを早急に市民に知らせるよう要望します。また、高崎経済大学付属高校前の市道について、将来的に拡張・拡幅整備を行うとともに、井出側からの出入り口についても強く要望します。
(8) 市民が幅広く使用ができるための、浜川競技場の2種基準を保つための整備を計画中であると思いますが、バリアフリー化や夜間使用を可能とする照明の設置などを合わせて要望します。
2.      産業の振興と里山の活用(5件)
(1) 富岡市長就任以来、東京において本市のプロモーション活動を実施し、本市の知名度の向上を図るために大きく貢献していると思います。そこで、この間のプロモーション活動の成果を明示するとともに、今後の計画について明らかにするよう要望します。
(2) Uターン、Iターン、Jターンなど、本市にける様々な地域振興策の検討が必要な時期であり、とりわけ新規就農者への本市の独自支援施策の構築、推進を要望します。
(3)   本市における農業地域については、この間の都市計画の中で安定的な食の供給を行うために農地の線引きを行ってきましたが、スモールタウン構想や公共施設マネジメントの現状を踏まえ、今後の農地と宅地の在り方について根本的に議論できるよう現状の公表と解決に向けた独自の取り組みを要望します。
(4)   これまでの有害鳥獣対策について地域からの要望を入れ実施してきたことに敬意を表します。一方鳥獣被害は決して少なくなることなく今後もしっかりとした対策が重要になります。さらなる有害鳥獣害対策を進めるとともに、抜本的な改革に向けた社会づくりの構築を要望します。
(5)   本市には多くの森林資源が眠っており、その開発は本市の経済活動の発展に大きく寄与する可能性を秘めています。一方で林業関係者の高齢化は大きな問題です。そこで、林業の適切な発展を図るためにも林道新設を図るとともに、現在ある林道の維持管理を適切に行うことを要望します。
3.      文化と歴史(4件)
(1) 2017年のユネスコ(国連教育科学文化機関)の「世界記憶遺産」登録に向けた国内候補に、群馬県にある特別史跡「上野三碑」と、第2次大戦中に外交官の故杉原千畝氏がユダヤ人に発給した「命のビザ」のリストなどの資料が決まりました。本市にある上野三碑の保全はもとより、これを活用した施策の展開を群馬県とともに行うよう要望します。
(2) 本市には多くの歴史的史跡があり、東国文化の中心であったこの群馬県を代表する国分寺・北谷・保渡田・日高などの遺跡の整備にこの間尽力していただいたことに敬意を表します。一方で多くの歴史に興味を持った人たちがこの史跡を見学、研究できる仕組み作りの構築を要望します。
(3) 時の市民これを建てるとした音楽センターの活用について、文化芸術センター建設後も視野に入れ、歴史的な建造物であることや、設計者であるレイモンドの作品の拠点であることを明記し、今後どのように活用するのか明確にすることを要望します。
(4) 平成の大合併により多くの町村がなくなりましたが、上毛かるたの中には、県内の特徴をよく表した表現があり、本県出身者としてはぜひ覚え、全国独自のものとしての郷土意識の構築やアイデンティティの確保には重要な役割を果たしています。一方子ども会、子ども育成会の組織率の低下により、上毛かるた大会などに参加できない児童も増え、上毛かるたを知らない子供たちも増えてきています。本市として上毛かるたの再度の普及に努め、市民意識の向上に努めるよう要望します。
4.      やさしい眼差しに満ちた市政(6件)
(1) 本市の総合福祉センターは、開所以来多くの利用者に活用していただき、本市の福祉の拠点として十分に機能をしています。バリアフリーの観点から確保した東側駐車場は未舗装であり、高齢者や障がい者にとって利用しやすい駐車場とは言えません。そこで、未舗装の部分の速やかな整備を要望します。
(2) 本市が許認可権限を持つ高齢者福祉施設の指導監査の充実強化を図り、進む高齢社会の中で安心して暮らせる社会の構築を要望します。
(3) 本市におけるサービス付き高齢者住宅については、住所地特例制度が活用できるよう介護保険財政にとっての不安を解消し、適切な介護サービスが行われるよう指導監督助言できる仕組み作りを要望します。
(4) 今後新たな病棟の建設など本市住民にとってそれほど利用がない中で、負担を強いられる多野藤岡医療事務組合からの脱退を要望します。
(5) 本年度から高齢者あんしんセンターが地域26か所に展開し、地域に住む高齢者の安心のために非常に効果的な仕組みと思います。一方で、地域社会の中にある区長会や、地域の民生委員との連携について不明確であり、具体的にどのように連携をとればよいのかよくわかりません。そこで地域との連携を明確にし、民生委員や、地元区長との情報交換の強化を要望します。
(6) 合併して10年が経過しましたが福祉タクシー助成制度については、いまだに一元化することができていません。障がい者はもとより、高齢者の足の確保として制度全体の見直しを図りながら、高齢者が安心して移動できる社会の構築をめざし、全市での取り組みを要望します。
5.      合併した地域の個性を活かした魅力づくり(5件)
(1)       榛名地域にあるグンサン跡地の利用を検討し、募集停止中の市営住宅の建設を含め人口増につながる利用の検討を要望します。
(2) 榛名湖を中心としたスポーツイベントを実施する際は、伊香保との連携を進め、新たな温泉施設の拡充などができるよう要望します。
(3) 榛名湖多目的グラウンドの芝生化を行うことにより、1年を通じて集客力の向上を目指すよう要望します。
(4) 支所を地域の拠点として活用するために、旧町村の元議場をはじめ空きスペースを民間貸し出しも含めた有効活用を行うよう要望します。
(5) 市町村合併から10年が経過し、地域審議会が終了します。それにかわる仕組みづくりとして、区長さんや地域の方から意見聴取ができる仕組みが必要です。この10年の審議会の在り方を検証し、本市全体に必要な仕組みづくりの構築を要望します。

6.      安心・安全な地域社会づくり(14件)
(1) 防災に特化した部署を作り、専門職と人材育成を行うこと。専門職については気象や砂防などの専門職の登用を行うこと。
(2) 吉井地域の常備消防を高崎市消防局へ、安中地域の消防は、委託契約を結び高崎市消防局とすること。
(3) 消防団員の確保のための効果的な施策の展開を要望します。東部方面隊第一分団においては、その地域内が、鉄道により、分断されていることと、詰所の場所が、踏切に近いために、出場しづらい環境にあり、分団詰所の建て替えも含め検討をすること。
(4) 雨水対策、豪雨対策の充実を求めます。とりわけ、本市内に走る河川の氾濫について、そのようなことの無いよう群馬県と協議を行い、また国土交通省との協議を経て速やかな対応を図るよう要望します。とりわけ、無堤地区の解消を行うことと、堤防よりも低い地域については、その安全性の確保のために、速やかな改善策の提示および実行を要望します。
(5) 道路の雑草や、河川の雑草の除草作業を強く要望します。とりわけ、地域住民意識の中に、道普請や水普請といった言葉は死語になりつつあり、市民が行うべき部分と行政が行うべき部分のすみわけを改めて明示する時期に来ていますので、必要な財源の確保のもと、市民個人が管理すべき場所の明示などわかりやすい施策の展開を要望します。
(6) マイナンバー制度の施行に伴い、協会に加盟しているコンビニエンスストアにおいて住民票などの証書類を取得することが可能になります。そこで、その協会に加盟しているコンビニにおいてAEDの設置を行うなど、安心して暮らせる社会の構築を目指すよう要望します。
(7) 本年の栃木県、茨城県を中心とした大雨被害については、行政からの情報伝達について一つの反省点をもたらしました。行政の情報発信の過程も重要であるが、一方地域に情報発信する際に、その後の情報混乱をきたさないように、地域の拠点になる人に防災伝達がされる手段の構築を要望します。その際防災ラジオや防災無線など地域の実情に合った仕組みの構築を要望します。
(8) 本市においては、急激に太陽光パネルが設置され景観を損なうところがあり、観音山や榛名湖周辺などを中心に設置規制をかける条例を制定しました。一方、電力の地産地消を図るために、再生可能エネルギー発電の普及は今後も重要な施策になります。そこで公共施設の屋上の有効利用について屋根貸し手法などを中心に民間事業者へ開放するよう要望します。
(9) 群馬県、高崎市ともに全国から見るとごみの排出量はいまだに非常に多い状況です。本市もこの間様々な取り組みの中、ごみの減量化に尽力していますが、いまだに大きな成果は出せていない状況です。そこで、本市のごみの減量化の抜本的な対策を要望します。こみの減量化にあたっては、有料化も視野に入れ検討を要望します。
10) 八幡霊園の拡張工事において、計画の中にありますが、合同墓地の設置と、混雑緩和のための取り付け道路の設置をしっかりと行うよう要望します。
11) 道路交通法の改正により、自転車の運転者責任の明確化や、歩行者と自転車の分離が大変重要なところであります。いつでも気軽に乗ることができる自転車ですが、その安全点検について周知徹底を図ることを要望します。また、自転車道整備を図ることにより、より安全な道路整備を要望します。
12) 児童の通学に際しての安全確保のために、グリーンベルトの設置やゾーン30の設置など幅広く取り組みをしていただきました。また、各学校からの通学路の危険個所の改善に向け取り組みを進めていただいていることに敬意を表します。一方で交通安全指導員の高齢化や、充足率の不足、育成会組織率の低下による旗振りの保護者の負担の増など、通学路における安全はまだまだ進めていかなくてはなりません。それらの施策の速やかな展開と、歩行者の退避場所の交差点での確保のために、道路網整備を行うよう要望します。
13) 交通の拠点性として鉄道を活用するためには、駅のバリアフリー化は非常に重要です。駅のバリアフリー化について積極的に進めるよう要望します。
14) 今年の豪雨災害に象徴されるように、土砂災害や水害が頻発している中、本市の危険地区の再検討ととりわけ、鼻高地区の建設残土処分場の整備については県と協力して速やかに進めるよう要望します。

7.      大勢の人が歩き、賑わう街(5件)
(1)     本市の観光拠点であった観音山において多くの集客を行った施設をしてカッパピアがありました。その跡地について現在公園の建設が進められていますが、自然公園建設を優先に進めるよう要望します。
 また、進められているプールの建設について、城南プールとの整合性も含め、慎重に取り組みを進めるよう要望します。
(2) 群馬県が進める西毛広域幹線道路の延長について、群馬中央第二土地区画整理事業の進捗を図りながら速やかに対応できるよう要望します。
(3) スズランを中心に、中央銀座通りの活性化を図り、人々が行きかう街並みの再構築を要望します。オリオン座などの廃墟については、行政が間に入り解体するなど、再開発手法も視野に地域の活性化につなげるよう要望します。
(4) まちなか商店リニューアル助成事業について本年が最終年度となるが、魅力ある高崎づくりにどれほど貢献があったのかを具体的に示し、次年度以降も継続する際には、チェック体制の構築も視野に制度の再構築を要望します。
(5) 事業者用の太陽光の補助助成について、費用対効果も含め、どの程度本市の再生可能エネルギー発電に効果があったのかを具体的に示し、次年度以降も実施する際には、チェック体制の構築も視野に制度の再構築を要望します。
 



0 件のコメント:

コメントを投稿