2012年1月25日水曜日

斎場・環境施設建設調査特別委員会


 23日~25日まで、「斎場・環境施設建設調査特別委員会」で行政視察に行ってきました。
視察3日目【岸和田市・貝塚市クリーンセンター】
 H19年4月より稼働、531t/日【177t/炉3基】・全連続式焼却炉【ストーカ方式+灰溶融炉】・抽気復水タービン【発電出力12.000kw】本体工事費が292億円
・ゴミピットは広く確保、市民搬入用にダンピングボックス、スライドゲートを採用すべきである等の示唆を受けると共に、灰溶融炉については今後の維持管理費を勘案すると導入には、最終処分場との兼ね合いもあるが慎重さ必要であるとことが伺えました。また3炉【常時2炉】の発電に関しては効率よく場内の電気また売電にも配慮が必要とのことでした。
旧設備の解体費用については、高額になるので予算面にも配慮が必要で、ここの施設では今後検討し順次実施予定とのこと。高浜クリーンセンターの今後を考える上で大変参考になるお話でした。

 視察2日目【福岡市葬祭場・刻の森エントランス】
H17年10月より稼働、総工費53億円【前施設解体費5.4億円】火葬炉26基で葬儀は執り行わず【民間が実施】、火葬のみ行い「友引」も関係なく1日48件まで受け入れ【10時~4時、火葬時間は約70分】授乳、キッズルームを完備していました。【内部の撮影は不可でした】
 視察1日目【東京・臨海部広域斎場】
H16年1月より稼働、建設費約80億円で港区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区の一部事務組合で設置、土地は東京都より払い下げで、火葬炉10基【標準炉8、大型炉2基】火葬形式は台車方式で「熱交換方式8炉」「空気混合希釈方式2炉【H23稼働】」で燃料は都市ガスを利用し火葬中の火葬が出来る分の備蓄設備あり。冷却方法の熱交換方式はフィルターの交換やメンテナンスが割高になる、空気混合希釈方式では、設置費用は、ほぼ同額で20年間で約4億円のコスト削減が図られるとのこと。福祉工場で製作した素焼きの「骨壺【約3000円】」をほぼ全体で利用〔1日25件〕、布団の乾燥・クリーニングや売店業務、屋外清掃業務など、障がい者福祉の推進に大変考えられた発想で運営されていました。
 今回の視察では、今後の高崎市での「斎場」また「クリーンセンター」建設において、大いに参考とすべき施設であり、先進事例を生かした市民目線での議論と建設が待たれるところです。

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